クレジットカード比較について


今日、スマホのアプリで遊んでいたらまたもや「クレジットカード徹底比較」というサイトがでてきた。

またか…。とうとうここまで…。

いろんなものを比較するサイトは流行っててよく目にするが、そんなの比較してどうすんの?というものが多い。

以前にも書いたが、自分はクレジットカードは一番なじみがあるところで作るのが一番だと思う。
前回の記事⇒クレジットカード徹底比較?!

自分はカード会社に10年以上SEとして勤務していたので、クレジットカードや金融に関しては多少詳しいと思います。

誰かの為になればと思い、カード業界の実態も踏まえクレジットカードについて触れてみたいと思います。

そもそもクレジットカードは、大きく分けると
①流通系
②信販系
③銀行系
の3つに分けられます。

今はクレジットカードはたくさんの会社が発行してますが、かつては信販会社のみがクレジットカード発行していました。

それが2001年の金融ビックバンにより、金融業界の垣根が取り払われ、どんな企業でもクレジットカードを扱うようになりました。

なので、今はこういうわけ方はあまり意味がないのかもしれませんが特徴を説明するのにはちょうどいいと思います。

流通系

流通系とは大型デパートや百貨店が発行するカード。
かつては信販会社が発行していたが、今は自社で、カード部門、子会社化してあるところがほとんど。

例)イオンカード・楽天カード・ANA・ドコモ・auなど

特徴をまとめると

・自社での売り上げに対しての還元率が高い。(ポイント・割引など)
・他のカードとポイントなどでの互換性がある。
・簡単に誰でも申し込める(ショッピング機能のみだが)

信販系

信販系は古くからクレジットカードの発行をおこなってる、いわば老舗。
一番ノウハウがあり、システムもしっかりしてる。
例)三菱UFJニコス・オリコ・ジャックス・セディナ

特徴
・キャッシング専用、ショッピングリボ専用など、数種類のカードがある。
・支払い方法・請求書などで融通がきく。
・どこで使っても、同じようなポイント・特典が付く。

銀行系

銀行が発行するカード。大手だけではなく各地銀でも発行している場合が多い。
例)三井住友・みずほ

特徴
・※総量規制の対象外である為、主婦やフリーターでもキャッシング機能が付けれる。
・キャッシング金利が低い。(多くの場合、低い金利は条件が厳しい場合が多い)

 ※総量規制・・・年収の1/3を超える貸付を禁止するというもの。
         貸金の限度額が50万を超える場合は収入証明が必要になる。

その他

前述のとおり、金融業界の垣根が取り払われたことによりカード会社や銀行を持つ企業も多いが、例としてあげたのはあくまで、最初の状態です。

楽天なんかはKCを買いとったり、銀行もやってるけど最初はショッピッグストアだったので流通系にしました。
あと、三菱UFJニコスは銀行のイメージが強いが前身のDCとニコスともに信販会社だったし。

金利

あと金利についてですが、どのカードも金利に関してはそんなに差はないと思います。

金利に差がつくようだったらカード事業を展開する意味がないので…。

だいたい一般の人がキャッシング機能を付けようと思ったら14%前後になるのではないかと思いますので目安にされるといいと思います。

ただ、銀行系では主婦やフリーターでもキャッシング機能が付けれる反面、低金利のカードは、自行に口座があるとか、過去大きく取引があるとか、年収が高いなどの条件が付いてることが多いです。

回収

あまりどのサイトも触れませんが回収が強いかどうかというのは実はとても重要です。

回収が出来ないと企業の収益が上がらず、利率は下げられません。

個人的にはカード会社(信販会社)を持ってないところは回収面が心配です。
ついでに銀行系は証書貸付には保証会社が付いていることから、自行での回収は弱いような気がします。

一応言っておきますが、自社で回収不能となった場合はサービサーという債権回収会社に売却されるので、払わないでいいという事ではありません。
一応念のために。

まとめ

私の結論は以前と変わらず、クレジットカードは一番なじみのあるところで作るのが一番だと思います。

イオンでよく買い物する人、カード会社に知り合いがいる人、特定の銀行をよく利用する人、様々だと思います。

いろいろな情報に惑わされることなく、自分にあったカードを選びましょう。

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